西鉄小郡駅近くのスポーツジム サークルフィットネスです!
今回は栄養学シリーズということで、だれもがみなさん毎日飲んでいる「水」について簡単にお話ししようと思います。
水は生命を維持していくうえで必要不可欠な栄養素ということはご存知だと思います。
身近な栄養素であるから改めて水に対して勉強をすることもあまりないと思いますので、簡単に説明をしていこうと思います!
水(水分)は体内に最も多く存在する成分で身体の約60%は水分で出来ています。
水分の占める割合としては細胞内液(体重の40%)と細胞外液(体重の20%)として体内に存在しています。
また体重の約20%の水分を失うと命に関わるといわれています。
水の体内での働きには以下のようなものがあります。
・発汗作用に関与して、体温を一定に保つ。
・血液の成分となり、酸素や栄養素を身体の隅々に運搬する。
・体液の構成成分として、細胞の働きを助ける。
・老廃物を溶かして、尿や汗として体外へ排泄する。
1日に必要な水分量は約2.5リットルといわれてます。
1日2.5リットル摂取している方は少ないと思いますし、毎日その量飲むのは大変だとは思いますが、何回にも分けて意識的に補給するようにしてもらえると良いです。
体内の水分が不足すると、食欲不振や脱力感などの脱水症状を引き起こしたりしますので注意しましょう。
あと未だによく聞くのですが、「水で太る」という方がおられます。
結論から言うと水で太ることはありません!!
身体には水分を必要以上に摂取しないようにコントロールする働きがあります。
「水太り」という言葉がありますが、水分の影響で体重が増加したりする場合は主に「むくみ」が原因かもしれません。
むくみの原因としては、
・過度のストレスによる肝臓機能の低下
・食事からのナトリウムの過剰摂取
・就寝前の大量の水分摂取
などが考えられます。
むくみが気になる方は日常生活や食事の見直しをしてみましょう!
これから夏に向け徐々に暑くなってきますので、最後に脱水症についても少しだけ…。
一口に脱水といっても高張性脱水(水分不足脱水)と低張性脱水(塩分不足脱水)と分けられます。
暑い環境下で運動や活動を行っていると熱中症になってしまいますが、水分はこれらに深く関係してきます。
体温調節の為に発汗が起き、水分や塩分の補給が行われないと身体の代謝系に失調が生じ身体を正常に保てなくなります。
体内の水分と塩分のバランスが乱れる為、頭痛、吐き気、脱力感、倦怠感をきたすことがあります。
上記の高張性脱水は水分の摂取不足が原因で口渇があり、体温上昇、粘膜乾燥などの症状があります。
逆に低張性脱水は汗などにより塩分が欠乏することにより生じ口渇はなく、倦怠感、立ちくらみなどの症状があります。
細かいことは難しいかもしれませんが、これらの脱水対策としては、活動中にのどの渇きを感じてから水分を摂取するのではなく、飲む量とタイミングを意識する事が大切です!
これから夏に向け暑い条件下の中で活動するうえでパフォーマンス維持の為にも水分補給には気を付けておきたいところですね。
私たちの身体を構成するうえで水はなくてはならない重要な成分です!
健康な身体を維持するためにも、何気ないことですが日々意識してみましょう!!
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